1/13の球撞き [雑談]
この木曜日は、先日ビリヤード場で久々に再開したA君にウイイレ2011を貸す約束をしてたので、
仕事上がってからそそくさと約40km程の道のりを走りビリヤード場に行ってきました。
この日はA君他2名の撞けるメンバーがいたので、なんとなく10ボールのペアマッチをやりました。
チームメイトはA君です。
ビリヤードと言えば、ほとんどの方が9ボールを思い浮かべられると思いますが、現在の環境では
9ボールから10ボールへ移行しつつあると言ってもいいかという状況です。
プレイ環境の変化によって、撞けるプレイヤーにとっては9ボールでのマスワリ(全ボールの取り
きり)の難易度がかなり下がって来た事と、ドラマティックな展開がおきにくくなった事によってい
ます。
簡単に言えば、不確定要素(ブレイクで入る球の予想・ブレイク後の配球)が不確定ではなくな
った(※ラックが正確に組めるようになった為)って事ですね。
※ラック…ブレイクの際に9個のボールをダイヤモンド状に組む事
まぁ正確なラックさえ組む事ができれば、ダイヤモンド型の9個のラックは、テーブルの右もしく
は左からブレイクしさえすれば、強く撞かなくてもほぼ間違いなくあるボールがポケットされる事
になっているので、ブレイク後の残りの形も同じような形で残す事ができるのが現在の9ボールです。
それに対して、三角形に組む10ボールのラックは、場合によってはブレイクで入る球があるの
ですが、9ボールに比べると遥かにブレイクでポケットされる事が少ないので、強いブレイクを
撞いて球を大きく動かしてポケットされる確立を上げるか、もしくは正確なボールコントロール
とブレイクが効くポイントを探すテクニックのどちらかが必要になります。
それでもポケットされるボールは少ないので、台上に多くの球が残り取り切る事が難しい事
に加えて、ブレイク後の配球に根本的に入れる事ができないようなトラブルができる場合が
多く9ボールに比べるとより多くのテクニックが必要とされるので、勝つためにはより高いレ
ベルのテクニックが必要とされると思います。
まぁ9ボールはブレイクで2~3個ポケットされるので、結果6もしくは7ボールと同じ上に台上
のトラブルが少なく比較的簡単なテクニックでこなす事が出来るけど、10ボールはかなり頑
張ってブレイクしても1~2個しかポケットされないので、結果8もしくは9ボールと等しくなり
さらに手球の動かせるコースが限定されるのでよりテクニックが必要って感じです。
余談になってしまいましたが、とりあえず10ボールのペアマッチを何試合かやりましたw
ペアマッチは交互に球を撞く形式なので、パートナーの為に※ネクストを出すので、自分1人
で撞くのと比べ色々な面でプレッシャーがかかります。
※ネクスト…次のボールを入れ易い所に手球をコントロールする事
まぁパートナーに任せて自分は自分の球を撞くってスタイルで行けば問題無いんですが、
Gはマゾ系なので、ちびりながらでもパートナーが撞き易い位置にネクストする事に、非常
に快感を覚えるのでペアマッチは割と好きですね。
その日も色々な球を撞いたんですが、結構印象に残った球が2つあるのでちょっと紹介させ
ていただきまっす。
画像の配球ですが、次に入れる球は5番なんですが、ほぼ全ての穴が別の球によって邪魔
されています。
こういう場合は、その塞いでいる球を入れるコンビネーションショットを使うか、もしくは相手に
悪い球を残すセーフティーを選択する訳ですが、パートナーが
「好きな事やっちゃってくださいw」
って言ってくれたんで、確立は低いですが決まればちょっとおしゃれなショットを選択しました。
まぁバンクショットはバンクショットなんですが、通常のバンクショットは実際はやや違いますが
基本的には入射角=反射角となるように、動きとしては2等辺三角形の軌跡を通ります。
ちょうど最初の画像の右側の赤いラインがそうですが、この配球では8番が邪魔をしてるので
そのラインは使えません。
って事で使ったのが、先球(入れる球)に右回転をかけて直角三角形の軌跡でボールを入れる
ってショットです。
言ってしまえば簡単なんですが、先球に右回転を乗せようと思うと手球はその逆回転で撞かな
ければなりません。
また、先球は手球程の回転を与える事はできない事と、回転をかけて撞くと先球のコースもズレ
るのでクッションに対して真っ直ぐ撞くというのは言う程簡単ではなく、しかもただでさえテーブル
を縦に使うバンクショットは難易度が高いので、このショットが入る確立はかなり低いです。
現役時代でも試合で入れた事はなかったのですが、今日はビギナーズラックならぬカンバックラ
ックって事なのか奇跡的に決まり、その後も2人で最後の10ボールまで辿り着きました。
次の配球はこんな感じ。
先球は6番ですが、コーナーに狙うと手球はサイドにスクラッチ(落ちる)してしまいますが、サイド
に狙った場合は手球が走りすぎる(画像の青のライン)ので、次の7番を撞くのが非常に難しくな
ってしまいます。
ペアマッチでなければ、この位置からでも7番を狙えなくはないので画像のショットを選択する可
能性も高いのですが、今日はペアマッチなのでパートナーに楽をしてもらわなければなりません。
選択したショットはこれです。
手球の左下を撞くんですが、まず下撞きの効果で手球にカーブをかけて7番の左側に当て、なお
かつ左捻りの効果で7番と反対側に手球を動かしてネクストをとります。
またですが、言葉にすると簡単なんですが、実行するのは結構な難易度のショットなんですコレ^^;
これただ入れるだけなら、右を撞いた方が球を厚く狙えますし、手球のカーブも出し易いのですが
それだと残り球が悪くなる可能性が高いので、ネクストの為に敢えて左を撞いて通常より薄く狙っ
た上で、パワーはかけないけど回転を沢山かけるショットを使って撞いています。
球を撞く為に使う間接は肩・肘・手首の3つがあります、がそれぞれ利点・欠点があります。
肩 スピードは遅いが、稼動範囲が大きいので大きなパワーが出せる
肘 スピードもそこそこ出せるし、パワーもそこそこ出せる
手首 スピードは速いが、稼動範囲が少ない為パワーが出せない
まぁ肩で撞く人は結構少ないと思いますが、通常は肘を支点に使います。
複数を使う(使ってしまう)場合もありますが、支点が増える為に制御するのが非常に難しく
なり、結果正確性を損なう場合が多いです。
ビリヤードでは真っ直ぐボールを撞く事が出来れば球をより入れ易くなりますが、人間の体
は真っ直ぐ動かす事が難しいので、複数の支点を使いながら真っ直ぐ動くようにするにはか
なりの訓練(特訓w)が必要だと思います。
また本題から外れましたが、Gも基本は肘で撞いてますが、このショットには手首を使う事
が適しているので、肩と肘を固定してほとんど手首のスナップだけで撞きます。
この球は、厚みが薄いのでパワーをかけなくても動かす事ができるのですが、手球に引き
のカーブを出す為に沢山の回転をかける必要があり、肘を使ってしまうとこのカーブが出せ
ない(出しにくい)と思います。
しかも7番の左側にコントロールしなければならないので、このショットも成功確立はかなり
低く、今までもまともに成功させた事は少ないと思うので、まぁただのラッキーショットなん
ですけど凄く印象に残ったショットでした^^;
どちらのショットも、CODでいうと落下しながら、180度回転してクイックショットを当てる位の
難易度だったと思います。
つまりラッキーって事ですかね^^;
配球図を作成するに至って、”Scratcho”さんの素材を使わせていただきました。
URL:http://scratcho.s22.xrea.com/billiards/1Top/top.htm
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仕事上がってからそそくさと約40km程の道のりを走りビリヤード場に行ってきました。
この日はA君他2名の撞けるメンバーがいたので、なんとなく10ボールのペアマッチをやりました。
チームメイトはA君です。
ビリヤードと言えば、ほとんどの方が9ボールを思い浮かべられると思いますが、現在の環境では
9ボールから10ボールへ移行しつつあると言ってもいいかという状況です。
プレイ環境の変化によって、撞けるプレイヤーにとっては9ボールでのマスワリ(全ボールの取り
きり)の難易度がかなり下がって来た事と、ドラマティックな展開がおきにくくなった事によってい
ます。
簡単に言えば、不確定要素(ブレイクで入る球の予想・ブレイク後の配球)が不確定ではなくな
った(※ラックが正確に組めるようになった為)って事ですね。
※ラック…ブレイクの際に9個のボールをダイヤモンド状に組む事
まぁ正確なラックさえ組む事ができれば、ダイヤモンド型の9個のラックは、テーブルの右もしく
は左からブレイクしさえすれば、強く撞かなくてもほぼ間違いなくあるボールがポケットされる事
になっているので、ブレイク後の残りの形も同じような形で残す事ができるのが現在の9ボールです。
それに対して、三角形に組む10ボールのラックは、場合によってはブレイクで入る球があるの
ですが、9ボールに比べると遥かにブレイクでポケットされる事が少ないので、強いブレイクを
撞いて球を大きく動かしてポケットされる確立を上げるか、もしくは正確なボールコントロール
とブレイクが効くポイントを探すテクニックのどちらかが必要になります。
それでもポケットされるボールは少ないので、台上に多くの球が残り取り切る事が難しい事
に加えて、ブレイク後の配球に根本的に入れる事ができないようなトラブルができる場合が
多く9ボールに比べるとより多くのテクニックが必要とされるので、勝つためにはより高いレ
ベルのテクニックが必要とされると思います。
まぁ9ボールはブレイクで2~3個ポケットされるので、結果6もしくは7ボールと同じ上に台上
のトラブルが少なく比較的簡単なテクニックでこなす事が出来るけど、10ボールはかなり頑
張ってブレイクしても1~2個しかポケットされないので、結果8もしくは9ボールと等しくなり
さらに手球の動かせるコースが限定されるのでよりテクニックが必要って感じです。
余談になってしまいましたが、とりあえず10ボールのペアマッチを何試合かやりましたw
ペアマッチは交互に球を撞く形式なので、パートナーの為に※ネクストを出すので、自分1人
で撞くのと比べ色々な面でプレッシャーがかかります。
※ネクスト…次のボールを入れ易い所に手球をコントロールする事
まぁパートナーに任せて自分は自分の球を撞くってスタイルで行けば問題無いんですが、
Gはマゾ系なので、ちびりながらでもパートナーが撞き易い位置にネクストする事に、非常
に快感を覚えるのでペアマッチは割と好きですね。
その日も色々な球を撞いたんですが、結構印象に残った球が2つあるのでちょっと紹介させ
ていただきまっす。
画像の配球ですが、次に入れる球は5番なんですが、ほぼ全ての穴が別の球によって邪魔
されています。
こういう場合は、その塞いでいる球を入れるコンビネーションショットを使うか、もしくは相手に
悪い球を残すセーフティーを選択する訳ですが、パートナーが
「好きな事やっちゃってくださいw」
って言ってくれたんで、確立は低いですが決まればちょっとおしゃれなショットを選択しました。
まぁバンクショットはバンクショットなんですが、通常のバンクショットは実際はやや違いますが
基本的には入射角=反射角となるように、動きとしては2等辺三角形の軌跡を通ります。
ちょうど最初の画像の右側の赤いラインがそうですが、この配球では8番が邪魔をしてるので
そのラインは使えません。
って事で使ったのが、先球(入れる球)に右回転をかけて直角三角形の軌跡でボールを入れる
ってショットです。
言ってしまえば簡単なんですが、先球に右回転を乗せようと思うと手球はその逆回転で撞かな
ければなりません。
また、先球は手球程の回転を与える事はできない事と、回転をかけて撞くと先球のコースもズレ
るのでクッションに対して真っ直ぐ撞くというのは言う程簡単ではなく、しかもただでさえテーブル
を縦に使うバンクショットは難易度が高いので、このショットが入る確立はかなり低いです。
現役時代でも試合で入れた事はなかったのですが、今日はビギナーズラックならぬカンバックラ
ックって事なのか奇跡的に決まり、その後も2人で最後の10ボールまで辿り着きました。
次の配球はこんな感じ。
先球は6番ですが、コーナーに狙うと手球はサイドにスクラッチ(落ちる)してしまいますが、サイド
に狙った場合は手球が走りすぎる(画像の青のライン)ので、次の7番を撞くのが非常に難しくな
ってしまいます。
ペアマッチでなければ、この位置からでも7番を狙えなくはないので画像のショットを選択する可
能性も高いのですが、今日はペアマッチなのでパートナーに楽をしてもらわなければなりません。
選択したショットはこれです。
手球の左下を撞くんですが、まず下撞きの効果で手球にカーブをかけて7番の左側に当て、なお
かつ左捻りの効果で7番と反対側に手球を動かしてネクストをとります。
またですが、言葉にすると簡単なんですが、実行するのは結構な難易度のショットなんですコレ^^;
これただ入れるだけなら、右を撞いた方が球を厚く狙えますし、手球のカーブも出し易いのですが
それだと残り球が悪くなる可能性が高いので、ネクストの為に敢えて左を撞いて通常より薄く狙っ
た上で、パワーはかけないけど回転を沢山かけるショットを使って撞いています。
球を撞く為に使う間接は肩・肘・手首の3つがあります、がそれぞれ利点・欠点があります。
肩 スピードは遅いが、稼動範囲が大きいので大きなパワーが出せる
肘 スピードもそこそこ出せるし、パワーもそこそこ出せる
手首 スピードは速いが、稼動範囲が少ない為パワーが出せない
まぁ肩で撞く人は結構少ないと思いますが、通常は肘を支点に使います。
複数を使う(使ってしまう)場合もありますが、支点が増える為に制御するのが非常に難しく
なり、結果正確性を損なう場合が多いです。
ビリヤードでは真っ直ぐボールを撞く事が出来れば球をより入れ易くなりますが、人間の体
は真っ直ぐ動かす事が難しいので、複数の支点を使いながら真っ直ぐ動くようにするにはか
なりの訓練(特訓w)が必要だと思います。
また本題から外れましたが、Gも基本は肘で撞いてますが、このショットには手首を使う事
が適しているので、肩と肘を固定してほとんど手首のスナップだけで撞きます。
この球は、厚みが薄いのでパワーをかけなくても動かす事ができるのですが、手球に引き
のカーブを出す為に沢山の回転をかける必要があり、肘を使ってしまうとこのカーブが出せ
ない(出しにくい)と思います。
しかも7番の左側にコントロールしなければならないので、このショットも成功確立はかなり
低く、今までもまともに成功させた事は少ないと思うので、まぁただのラッキーショットなん
ですけど凄く印象に残ったショットでした^^;
どちらのショットも、CODでいうと落下しながら、180度回転してクイックショットを当てる位の
難易度だったと思います。
つまりラッキーって事ですかね^^;
配球図を作成するに至って、”Scratcho”さんの素材を使わせていただきました。
URL:http://scratcho.s22.xrea.com/billiards/1Top/top.htm
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